みなはん、サワディーハ!
レモンでふ!
金曜の夜、スノコハウスの上でウサ団子になってたら
ハマさんが帰って来たでふ。
いつも通り、小屋を掃除してくれて、
いつも通り、トイレを掃除してくれて、
いつも通り、体重計られて、
いつも通り、ご飯をもらって、
そふて、レモンダッコされて……
トイレの上に乗せられたでふ
ハマさんが
ハマ「 チーしなさい 」
って、言うでふけど
そんなに見つめられたら緊張するでふ。
チーは出なかったでふけど
ばんばって●をいっぱい出したでふ
ハマさん時計見て
ハマ「 時間が無い 」
って言ってレモンのピンクのカゴを持って来たでふ。
レモン、カゴに ポイッ って入れられたでふ
またお出かけなんでふね。
タクシーに乗って プーン ってしばらく走ったでふ。
- 21:40 -
ブーン が止まったでふ
ハマさん誰かと話しているでふね。
ハマ「 手荷物用のチケットもらえますか? 」
手荷物?
駅員「 中身は何ですか? 」
何でふか?
ハマ「 ウサギです。 」
レモン手荷物じゃないでふ!
駅員「 中身を見せてください 」
カゴが開いて
ジャジャーン
レモン登場でふ
ハマ「 あっ……チーしてる 」
したったでふ……
駅員「 ウサギの運賃は88バーツです。 」
ハマさん、チケット受け取ったらチーの掃除してくだはいね。
今回ハマさん、寝台列車で遠くへ旅行へ行くんでふって
本当は南の島へ飛行機で行く予定だったんでふが
飛行機はレモンが乗るのに色々と問題があって変更になったったんでふって
2等、3等列車ならレモンも堂々と乗れるんでふよ。
あっ、あそこにいるは……野ネズミさんでふ。
今回の旅には、野ねずみさんの他に、何人か一緒に旅行に行こうって声をかけたでふが、
結局行けるのは野ねずみさんだけになったったんでふって
看板でふ
看板には、チェンマイ22:00って書かれてるでふ
ハマさんと野ねずみさん、看板をみて大急ぎで列車に向かって走ってるでふ
レモン、チェンマイに行くんでふか!
- 21:55-
ギリギリ列車に乗り込んだでふ、
間に合ったでふ
列車の席は2人が向かい合って座れるボックスシートでふが、
夜は、ベッドに早変わりなんでふ!
そふて、頭の上にあった荷物置きだと思っていた鉄製の物体も、実は折りたたみのベッドでふて、
あっと言う間に二段ベッドに早変わりなんでふ!
でふけど、レモンが列車に乗った時にはも二段ベッドになったってて
ベッドに早変わりが見れなかったでふ……
広いでふ
しばらくしたら列車がゴトゴト動き出したでふ
レモンの列車の旅が始まるでふ!
列車の乗務員さんが切符の確認に来たでふけど、
ハマさん、野ねずみさん、そふて、レモン
全員切符持ってるでふから問題無かったでふ!
旅立つでふ
ハマさんがカゴの中に、お皿に入った水と干草をいっぱい入れてくれたでふ
ニンジンも食べてレモンうれしいいっぱいでふ、
ハマさんが言うは、レモンはカゴに入ってハマさんの足元で寝るんでふって
レモンが粗相するが怖いんでふか?
粗相少ししかしないでふからカゴに入れないでくだはい
パタン
あっ……フタ閉められたったでふ
カゴの外では、ハマさんと野ネズミさんが何か話ししてるでふ
野ねずみ「 上だと落ちるのが怖いから下のベッドで寝る 」
ハマ「 下は色んな人が通るんだよ、女の子なんだから上で寝なさい 」
ハマさん優しいでふね。
野ねずみ「 わかった、上で寝る 」
ハマ「 よし、いい子いい子 」
野ねずみさん、おとなしくハマさんの上のベッドに登ってったでふ。
ハマ「 上のベッドだと、窓が無いんだよね 」
野ねずみ「 さっき日本語で何か言った?
」
ハマ「
何でもない、おやすみって言っただけ」
……おやすみいっぱいでふ
ぐー
レモン寝てたら、夜中に何度もフタが開いたでふ
そのたびに
ハマ「 よし、寝てる 」
って声が聞こえてうるさかったでふ
- 2006年7月29日 -
- 06:30 -
みなはん、おはよういっぱいでふ!
レモンでふ!
外を見たらビックリしたでふ
あたり一面が牧草なんでふ
こんなに食べきれるか心配でふ
野ねずみさんも起きてきて、カバンからお菓子を取り出してモグモグ食べてるでふ、
レモンも、朝食のニンジンと干草を食べたでふ
しばらくすると、列車の乗務員さんがやって来てベッドを元のボックス席に戻してくれたでふ
椅子でふ
そふて、カゴの中でチーしたでふ
レモン、えらいいぱいでふ!
駅でふ
レモンの知らない駅をたくさん通過して、
ゆっくりと、でふけど確実に列車は目的地を目指して進んでいるでふ
もし、飛行機でチェンマイに行ったら、1時間ほどで着いたうんでふって
でふけど、列車で行くと半日以上の時間がかかるんでふ
忙しい人や、時間が無い人は、飛行機でブーンがいいと思うでふが、
駅や、町の風景を眺めながらゆっくり進む電車の旅も素敵だと思うでふ。
思うでふ
この列車に乗っている多くの人は、この長い時間を使い移動し故郷に帰ったり
新しい何かを求めて旅をしている人がいっぱい乗ってるんでふ、
乗っている人の数だけ素敵なドラマがどんどん生まれているんでふ!
インドから来た人も乗ってたでふ
そう考えると、この列車に乗っている時間は、
みなはんの人生にとって大切な時間に変わったう時間なんでふね。
で、あと何分で着くんでふか?
ハマさんと野ねずみさんは、停車駅で乗り込んでくるお弁当売りのオバちゃんから、お弁当を買って食べてるでふ
レモンは、ヒマでふからカゴの中でもう少し寝るがいいでふ
そふて、お日様が真上に来た頃、列車の終点に着いたでふ。
- 12:30 -
バンコクから北へだいたい800キロにあるチェンマイ県
海抜は、えっと……310メートルで盆地なんでふって
一部の人からは、タイの京都って言われているそうでふ、
バンコクよりも涼しくって、一番寒い1月には気温が10℃近くになるんでふって
また、様々な山岳民族の村も多くて
民族独自の言葉や文化を持っているんでふって。
列車を降りて、野ねずみさんに抱っこされていたら人が集まってきたでふ
チェンマイに着いたレモンを、現地の山岳民族が歓迎してくれたでふ
チューされたったでふ
えっ?
観光客の欧米人さんなんでふか?
サワディージャオ、山岳民族の欧米人さん
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