■ドアの鍵 破壊
2006年7月

私の住んでいるマンションは、実はホテルの一室です。
各部屋のドアはホテルらしく

オートロックになっています。

つまり

部屋の中に鍵を置いたまま部屋の外に出ると

とってもビックリする事になります。


そんなドジをしないように、
いつも出かける時は
鍵を持っている事を確認してから出かけていました。

しかし・・・

人間、たまには失敗もするんですね

カバンの中を隅々まで探し・・・

ため息・・・

仕方なく受付に行き事情を説明

ハマ「 鍵を部屋の中に忘れた 」
受付「 20バーツでスペアキーを貸しています。 」
ハマ「 後から自分で取り付けた鍵も部屋の中に・・・ 」
受付「 50バーツで鍵を壊します。 」

やけに手馴れています。
料金も決まっているようです。

私と同じように鍵を部屋に忘れる人が多いのでしょうね。

で、

ホテル専属の技術者に鍵を壊してもらう事になりました。

ガリガリガリガリ


っと、火花を散らしながら私が取り付けた鍵を壊しています。

こんなに大きな音がしたら、レモンさん驚いているだろうな・・・

あれ?

鍵を壊しているのは・・・ホテル専属の技術者さん

スペアキーを持っているのは・・・ホテル専属の技術者さん

私の住んでいるマンションって・・・ペット禁止

かなりピンチ

鍵破壊はもうすぐ終了

何とかしないといけません!

そういえば・・・

カーテンは開いたまま、

レモンさんの小屋が入り口から丸見えです!


大きな音に驚いてスノコハウスの中に入っていてくれればいいのですが・・・

ガチャッ

私が取り付けた鍵が外れました。

後は、スペアキーでドアを開けるだけです。

ハマ「 ありがとう、もういいよ 」

と、言いスペアキーを受け取ろうとしたら

魔法のように技術者の手の中に現れたスペアキーは
吸い込まれるように鍵穴へ

ガチャッ

さすが技術者、素早いです。

そして、

ドアノブに手をかけた技術者

余計なサービスはいりません!

レモンさん、スノコハウスの中にいてください!


技術者の手が動き

ゆっくりとドアが開きました。

わずかに開いた隙間から見えたのは

スノコハウスの上でこちらをジッと見つめる白い物体

開くドア、

後ろ足で立ち自己アピールを始める白い物体

レモンさんのバカ

技術者を押しのけ大急ぎで部屋に飛び込む私

そして、

カーテン 閉め

見られなかった・・・かな?

ガリガリガリガリ

入れてくだはい


わわわ!
レモンさん、ホリホリしちゃダメ!



そして、私はホテル専属の技術者に100バーツを渡しました。

「 ありがとう 」の気持ちです。

けして口止め料ではありません。

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